お役立ちコラム
2026年01月15日
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エコキュートで沸き上げできない原因は?対処法と放置するリスクを解説!
エコキュートが「沸き上げできない」「沸き上げ中のまま終わらない」といった症状が出ると、突然お湯が使えなくなり不安になりますよね。原因は単なる設定ミスから、凍結・水漏れ・部品の不具合までさまざまで、対処を誤ると電気代の増加や故障悪化につながることもあります。
本記事では、エコキュート修理・交換専門店「きゅっと」 が、現場で多く寄せられる相談をもとに、沸き上げできないときの症状別原因と正しい対処法、放置するリスクまで分かりやすく解説します。エコキュートのわき上げができなくて困っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
エコキュートが沸き上げできない場合の症状は?
エコキュートの「沸き上げできない」トラブルは、症状によって原因や緊急度が大きく異なります。ここでは代表的な4つの症状を解説します。
そもそも沸き上げが始まらない
エコキュートで沸き上げがまったく始まらない場合、夜間の停電やブレーカー遮断、電源系統のトラブルが原因であるケースが多く見られます。特に深夜電力を利用している家庭では、夜間に電気が供給されなければ自動で沸き上げが行われません。
また、リモコン設定の変更や誤操作により、沸き上げが停止になっていることもあります。きゅっとに相談される方の中でも、「故障だと思ったらブレーカーが落ちていただけだった」という例は少なくありません。
まずはエラー表示の有無、ブレーカーの状態、電源が入っているかを確認してみてください。
ずっと「沸き上げ中」のまま終わらない
沸き上げ表示が長時間続き、いつまで経っても完了しない場合は注意が必要です。
この症状は、配管や貯湯タンクからの水漏れ、ヒートポンプユニットの不具合、外気温の低下による効率低下などが原因として考えられます。特に冬場は、凍結や低温により沸き上げ時間が通常より大幅に延びることがあります。
ただし、明らかに半日以上終わらない場合は異常があるケースが多いです。放置すると電気代が無駄にかかったり、結果的に故障が悪化したりするケースもあるため、早めの修理・交換対応が必要になります。
沸き上げはするがお湯がたまらない
一度は沸き上げ動作を行っているのに、貯湯タンクにお湯が十分にたまらない場合、水漏れや内部部品の異常があるケースが多いです。配管のわずかな漏れでも、タンク内のお湯は徐々に減ってしまいます。
他には、温度センサーや水位センサーの誤作動により、正しく湯量を認識できていないケースもあります。この症状は見た目では判断しにくく、「設定の問題」と判断されがちです。きゅっとでも、実際には部品交換が必要だった事例が多く、自己判断で使い続けるのはリスクが高い状態と言えます。
沸き上げ後にお湯がすぐ減る
沸き上げが完了しても、使っていないのにお湯がすぐ減る場合は、給湯配管やタンクからの水漏れ、または追い焚き・自動保温機能の影響が考えられます。
特に追い焚き機能は、気づかないうちにお湯を消費していることがあり、残湯量が急激に減る原因になります。また、経年劣化により断熱性能が低下し、保温中に熱損失が大きくなるケースもあります。この状態を放置すると、頻繁な沸き増しが発生し、電気代の上昇や機器への負担増加につながるため注意が必要です。
エコキュートが沸き上げできない原因まとめ
エコキュートが沸き上げできない原因は一つとは限らず、電源トラブルから機器内部の不具合まで幅広く考えられます。ここでは実際の現場で特に多い原因を整理し、それぞれの特徴を解説します。
① 夜間の停電・ブレーカー遮断
エコキュートは主に夜間電力を使ってお湯を沸かすため、夜間に停電が発生したりブレーカーが落ちたりすると、正常に沸き上げが行われません。特に雷や大雪の後は、一時的な停電に気づかないまま朝を迎えてしまうケースが多く見られます。
また、漏電ブレーカーや分電盤の容量不足が原因で、エコキュート専用回路だけが遮断されることもあります。この場合、本体の故障ではないため、復電後に自動で回復するケースもありますが、設定や時刻がリセットされていると沸き上げが再開されないこともあります。
② 配管・貯湯タンクからの水漏れ
配管や貯湯タンクから水漏れが発生していると、沸き上げを行ってもお湯がたまらず、結果として「沸き上げできない」「すぐにお湯が減る」といった症状につながります。わずかな漏れでも長時間続けば湯量は大きく減少しますが、屋外設置が多いため気づきにくいのが特徴です。特に経年使用している機器では、配管の接続部やパッキンの劣化が原因となることがあります。
実際、きゅっとに寄せられる相談でも、水漏れに気づかず使い続けたことで内部部品まで故障が広がっていた事例が少なくありません。濡れている箇所や地面の異常な水たまりがないか、定期的な確認が必要です。
③ 配管の凍結・外気温の影響
冬場に多い原因が、配管の凍結や外気温の低下による影響です。外気温が著しく下がると、ヒートポンプの効率が落ち、沸き上げに通常より長い時間がかかることがあります。また、配管が凍結すると水の循環が妨げられ、沸き上げ自体が停止する場合もあります。
特に寒冷地や、配管の保温対策が不十分な住宅では注意が必要です。無理に運転を続けると配管破損につながる恐れがあるため、凍結が疑われる場合は自然解凍を待つなど、正しい対処が求められます。
④ ヒートポンプユニットの不具合
エコキュートの沸き上げを担うヒートポンプユニットに不具合が起きると、そもそもお湯を作ることができなくなります。この部分は屋外に設置されている精密機器のため、経年劣化や環境の影響を受けやすいのが特徴です。特に以下のような症状が見られる場合は、ヒートポンプのトラブルが疑われます。
運転中にこれまで聞いたことのない異音がする
ファンの音が異常に大きくなった
沸き上げに関するエラーコードが頻繁に表示される
沸き上げ動作自体が始まらない
ヒートポンプは部品の摩耗や冷媒ガスの不具合が原因となることも多く、使用年数が長くなるほどリスクは高まります。ユーザー自身で修理や調整を行うことは難しいため、異常を感じた時点で専門業者に点検を依頼することが重要です。
⑤ 温度センサー・制御基板の異常
温度センサーや制御基板に異常が発生すると、実際にはお湯が十分に沸いていないにもかかわらず、正常と誤認識して運転が停止することがあります。その結果、「沸き上げしているはずなのにお湯がぬるい」「湯量が不安定」といった症状が現れます。
これらの部品は外から状態を確認しづらく、エラーコードが出ないケースもあるため判断が難しいのが特徴です。現場では、他の原因と誤認されやすく、結果的に対処が遅れることもあります。違和感が続く場合は早めの点検が重要です。
⑥ 設定・自動学習機能による影響
温度センサーや制御基板に異常が発生すると、実際にはお湯が十分に沸いていないにもかかわらず、正常と誤認識して運転が停止することがあります。その結果、「沸き上げしているはずなのにお湯がぬるい」「湯量が不安定」といった症状が現れます。
これらの部品は外から状態を確認しづらく、エラーコードが出ないケースもあるため判断が難しいのが特徴です。現場では、他の原因と誤認されやすく、結果的に対処が遅れることもあります。違和感が続く場合は早めの点検が重要です。
⑦ 経年劣化・寿命(10年前後)
エコキュートの寿命は、一般的に10年前後とされており、使用年数が増えるほど不具合の発生リスクは高まります。特に影響を受けやすいのは以下の部分です。
ヒートポンプユニット
温度センサー・制御基板
配管や内部部品の接続部
これらは消耗品の側面もあり、10年を過ぎるとそもそもメーカーが修理部品を取り扱っていないケースも珍しくありません。きゅっとでも、10年以上使用している機器については、修理費用と今後のリスクを考慮し、交換を提案するケースが増えています。
【ケース別】沸き上げができないときの対処法
エコキュートで沸き上げできない場合は、原因に応じて正しい対処をしなければなりません。
➀エラーコードを確認して対応する
リモコンにエラーコードが表示されている場合は、エコキュートが異常を検知して運転を停止している状態です。まずは慌てず、表示されているエラーコードを確認しましょう。多くのメーカーでは、エラーコードごとに原因と対処法が定められています。
エラーコードが出ているときに確認すべきポイントは以下の通りです。
リモコンに表示されているエラーコードの内容
取扱説明書やメーカー公式サイトに記載されているエラーコードの説明
エラーコードが一時的なエラーか、頻繁に発生しているか
軽微なエラーであれば、電源の入れ直しで復旧する場合もありますが、同じエラーが何度も出る場合は注意が必要です。きゅっとでも、エラーを無視して使い続けた結果、別の部品まで故障していた事例が多く見られます。エラーコードは必ず確認しましょう。
➁リモコンからリセットする
エコキュートの不具合が一時的な制御エラーである場合、リモコンや電源のリセットによって改善することがあります。特に停電後や設定変更後に沸き上げが始まらない場合は、リセットが有効なケースもあります。
一般的には、ブレーカーを一度落として数分待ち、再度電源を入れることでシステムが再起動されます。ただし、何度もリセットを繰り返すのはおすすめできません。改善しない場合は、内部部品に原因がある可能性が高いため、修理や交換対応を検討する必要があります。
➂凍結の場合は無理に運転しない
冬季に沸き上げができない場合、配管の凍結が原因となっていることがあります。この場合、誤った対応は配管の破損につながるため注意が必要です。
凍結時に意識したい対応は以下の通りです。
無理に運転を続けず、自然解凍を待つ
配管や保温材の状態を目視で確認する
凍結防止ヒーターが正常に動作しているか確認する
凍結を直すために熱湯をかけたり、配管を叩いたりといった行為は破損の原因になるため避けましょう。凍結が頻発する場合は、設置環境や保温対策の見直しが必要です。
④水漏れの場合は専門業者に相談する
エコキュート周辺で水漏れを確認した場合、間違った対処は被害を拡大させる恐れがあります。
以下は、エコキュートから水漏れが起きているときにやってはいけない行動例です。
水漏れした状態のまま使用を続ける
原因不明のまま自己判断で分解する
一時的な処置だけで放置する
水漏れは内部部品の劣化やタンク異常が原因のこともあり、放置すると電装部品への浸水やさらなる故障につながります。早めに専門業者へ相談することが重要です。
沸き上げできない状態を放置するリスク
エコキュートが沸き上げできない状態でも、「一時的な不具合かもしれない」と放置してしまう方は少なくありません。しかし、その判断が電気代の増加や故障につながることもあります。ここでは放置による具体的なリスクを解説します。
電気代が上がるケース
沸き上げが正常に完了しない状態では、エコキュートが何度も沸き上げを試みるため、通常の状態よりも電力を消費することがあります。特に次のような状況では、電気代が無駄にかかりやすくなります。
沸き上げが完了せず、長時間運転を繰り返している
お湯が減るたびに「沸き増し」が頻繁に行われている
ヒートポンプ効率が低下したまま運転している
この状態が続くと、夜間電力のメリットが活かせず、月々の電気代が目に見えて増えることもあります。故障に気づかないまま使い続けることは、家計への負担につながる点に注意が必要です。
故障が悪化するリスク
エコキュートの不具合を放置すると、最初は軽微だったトラブルが、より大きな故障へと発展する可能性があります。
例えば、ヒートポンプの効率低下を放置した結果、周辺部品に過度な負荷がかかり、制御基板やセンサーまで故障するケースがあります。また、水漏れを放置して使用を続けると、電装部品への浸水や腐食が進行し、修理範囲が広がる恐れもあります。
早期であれば部分修理で済んだものが、結果的に高額な修理・交換対応が必要になる点は大きなリスクと言えます。
突然お湯が使えなくなる
沸き上げできない状態を我慢しながら使い続けていると、ある日突然、完全にお湯が使えなくなることがあります。特に次のようなケースでは、急にお湯が出なくなる場合があります。
使用年数が10年前後を超えている
エラーコードが出たり消えたりしている
異音や異臭などの前兆が出ている
このような状態で完全停止すると、入浴や洗い物が一切できず、生活に大きな支障が出ます。繁忙期や冬場は修理まで時間がかかることも多いため、「使えているうちに修理・交換対応する」意識が重要です。
エコキュートが沸き上げできないときのチェックリスト
エコキュートが沸き上げできないと感じたら、いきなり修理を依頼する前に確認すべきポイントがあります。ここでは、専門知識がなくても確認できる項目をチェックリスト形式でご紹介します。
リモコン表示・エラーコードは出ているか
最初に確認したいのが、リモコンの表示内容です。エコキュートは異常を検知すると、エラーコードや警告表示で知らせてくれる仕組みになっています。
リモコンの画面でチェックするポイントは次の通りです。
「エラー」「警告」などの表示が出ていないか
英数字のエラーコードが表示されていないか
表示が点滅・消灯していないか
エラーコードが出ている場合は、取扱説明書やメーカー公式サイトで内容を確認しましょう。一時的なエラーであれば復旧することもありますが、繰り返し表示される場合は、内部トラブルの可能性が高くなります。
ブレーカー・停電履歴を確認する
エコキュートは夜間電力を利用して沸き上げを行うため、夜間に停電があった場合や、ブレーカーが落ちていた場合は正常に動作しません。
特に天候が荒れた日の翌朝や、電化製品を同時に多く使った後は注意が必要です。分電盤を確認し、エコキュート専用ブレーカーが落ちていないか、停電後に時刻や設定がずれていないかを確認しましょう。
意外と見落とされやすいポイントですが、故障ではなく電源トラブルが原因だったというケースも多くあります。
お湯切れ・沸き増し中ではないか
「沸き上げできない」と思っていても、実際にはお湯切れや沸き増し中というケースもあります。家族が続けてシャワーを使った日や、来客があった日は、想定以上にお湯を消費していることがあります。その場合、エコキュートは自動的に追加で沸き上げを行いますが、完了までに時間がかかります。
リモコンに「沸き増し中」「残湯量が少ない」といった表示が出ていないかを確認し、時間を置くことで改善するか様子を見ることも大切です。
水漏れ・異音・異臭がないか
最後に、本体や周辺に目立った異常がないかを確認します。
確認したいポイントは以下の通りです。
本体や配管周辺が濡れていないか
運転中に普段と違う音がしていないか
焦げたようなにおい、薬品のような異臭がしないか
これらの症状がある場合は、無理に使用を続けるのは危険です。感電や故障悪化を防ぐためにも、早めに専門業者へ相談しましょう。
エコキュートでわき上げができないときのまとめ
エコキュートが沸き上げできない場合は、原因ごとに適切な対応を取ることが重要です。
エコキュートの沸き上げトラブルは、「そもそも沸き上げが始まらない」「沸き上げ中のまま終わらない」「お湯がたまらない」「すぐ減る」といった症状によって原因が異なります。夜間の停電や設定ミスなど、比較的軽い理由もあれば、ヒートポンプや部品の不具合、経年劣化といった専門的な対応が必要なケースもあります。そのため、まずはリモコン表示やブレーカー、水漏れの有無など、自分で確認できる範囲から原因を探ることが大切です。
一方で、エラーコードが繰り返し表示される、異音や異臭がする、使用年数が10年前後を超えているといった場合は、無理に使い続けることで故障が悪化し、結果的に修理費用や生活への影響が大きくなる恐れがあります。「まだ使えるから」と放置せず、早めに専門業者へ相談することで、トラブルやコストを最小限に抑えられる可能性が高まります。
エコキュートは日常生活に欠かせない設備だからこそ、異変を感じた段階で正しく対処することが重要です。もしエコキュートの沸き上げができなくてお困りの場合は、エコキュート修理交換専門店「きゅっと」にご相談ください。ご相談は、電話・メール・LINEで無料で受け付けていますので、お気軽にお問い合わせください。



















